2021年3月 ご神木プージャのご報告 ~ドネーションというお金がもたらすもの~

2021年3月ご神木プージャ

2021年3月ご神木プージャを執り行う仙人と水野

こんにちは。

3月27日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャを執り行いました。
いつもご参加いただいている方、初めてご参加いただいた方、ありがとうございます。
師匠共々厚くお礼申し上げます。

毎月開催しているご神木プージャには、たくさんの方々がご参加くださっています。
ご神木プージャの参加費は決められた金額がなく、1本1,000円以上のドネーション(お布施)という形式になっています。

1,000円ちょうどのドネーションをお納めくださる方から、数万円のドネーションをお納めくださる方まで様々です。

商品やサービスに付く定価ではなく、お気持ち(お布施)という形でお金をいただいています。
私は、お申込みくださった方々のドネーションを100%そのままプリースト(司祭)である師匠にお渡ししています。
師匠はそれをプージャ(護摩祈禱)の材料費や、その他法具の原料費に当てて、人様の役に立つ様に活用しています。

私は毎月ドネーションを勘定していて、「私も少しは欲しいなあ・・・」と思ったことは、なぜだかわかりませんが微塵もありません。

私は毎月ご神木を取りまとめするお役を自らやっています。
師匠から命令・指示されてやっている訳ではありません。
現実的には施術や指導やお客様とのやりとり、ブログ記事の執筆などの業務でかなり多忙なので、お手伝いさんを呼んで手伝ってもらっているのですが、それには報酬が発生します。
更に、毎月のギフトをお送りする送料も私の持ち出しでやらせていただいています。
(※ご神木をお送りする送料は参加者の皆様にご負担していただいています。)
そのため、参加者が増えれば増える程、自分の持ち出しが多くなります。

つまり、私の場合は、ドネーションをいただいていない上に、人件費や送料を負担しているということになります。
だから、まったく儲からないし、却ってお金が出ていくだけなのです。

この一連の業務を、私は神や師匠への奉仕行だと考えて、長く実践してきました。
この様な奉仕行は、インドではカルマヨーガと言います。
カルマヨーガとは、「自我を捨て行為を神に捧げる意識で行う奉仕行」という意味があります。

ですので、集まったドネーションを自分もほしいと考えたこともないし、またたくさんのドネーションが集まったから喜んだり得意になったりすることもありません。

お金の金額そのものが、私の心を動かすことはないのです。
これは師匠も同じだと思います。

しかし、一方、お金にはエネルギー(気)が含まれます
一人一人のお名前を封筒に書いてまとめていく作業をしていますが、その時にお金を通してその人の思いが伝わってきます。

ご神木に書かれているその思いには、「生活の中で悩ましい問題を解決したい」「病気が治ってほしい」という切実な願いもあります。
また、ご神木プージャに参加してお願い事が成就したというお礼の気持ちもあります。
毎月、「世界平和」とだけご神木に書いて、自分のことを一切祈らず、それでも数万円のドネーションを納めてくださる尊いお気持ちの方もいます。
(自分のことを祈ってはいけないという意味ではありません。)

この様な様々な思いがドネーションから伝わってきて、それを感じると私も「やらなければ!」「もっと精進しなければ!」と思いが熱くなります。
だから、お金の金額そのものではなく、それに乗っている「お気持ち」には私も嬉しく思うこともありますし、自身の気持ちが奮起することもあります。

おそらく、神も私と同じ受け取り方だと思います。
神がお金を要求し、金額の多寡で一喜一憂するということはまずないでしょう。
神社に祀られている神道の神様も同じで、お賽銭が多ければ、「よしよし!」とか「やったぜ!」と思うこともないでしょう。
神は、納められたお金に込められた気持ちをお受け取りになっているのです。

かつて、私のお客様で腹膜がん、尿管がんになって手術もできないという30才頃の女性のお客様(M様)がいました。
M様は不動明王に病気が治るように祈願し、気功治療を受けて、それが完治したのです。
その様な現代医学で難しい病気が治るのは、私のヒーリング力というよりも、不動明王のご加護があったからと考えるのが妥当です。

Mさんはご立派なことに、きちんと「お礼参りに行きましたよ」と私に報告してくれました。

成田山新勝寺にお礼参りに行って来ました!五円(ご縁)が良いというので、五円玉のお賽銭を払いました。」

と明るく報告してくれたのは良いのですが、私はここで述べて来たお金のエネルギーの話をした上で、

「あなたの命の重さは五円なのかい?」

とたしなめたことがありました。

お布施(ドネーション)の様に、決して何か約束された物やサービスを受けられるものではないことに対して、お金を支払うという行為は清らかで尊いものと感じます。
この資本主義経済においては、対価を支払うことで何かの物やサービスを受けられるという交換が前提になっているからです。

もちろん、ご神木プージャもドネーションを納めるかわりに、お願い事を叶えてもらうというある種の交換にはなっています。
それでも、それは決して直接的な物やサービスで受け取れるものではないので、通常の商取引とは意味合いが全然異なります。

私は、お金の稼ぎ方や投資の方法も知りませんが、今後数百年、数千年の先、人類の意識が高まっていくにつれ、この様なお金の使い方が次第に主流になっていくのではないかと思います。
それは交換を前提としないお金の使い方です。

好きな人を応援するためにお金を渡す、または信仰のためにお金を納めるという形式です。
現代流に言うと、クラウドファンディングに近いと思います。

ドネーションを集めることは、うがった見方をする下賤な人が見れば、集金装置や詐欺行為にしか思われないかもしれません。

誤解なき様に付記すると、私は「来月のドネーションをもっと納めなさい」と口説いているのではありません。
別に此処でなくても、他のいかなる所にお金を出していただいても結構なのです。

例え交換がなくても、お金を渡すという行為をすることによって自らの心が満足感に包まれるということがあるのが、分かる人には分かります。
それは通常の商取引の様にお金を受け取った人が喜ぶのではなく、お金を出した人が喜ぶというという真逆のお金の一面です。
それは一つの愛の表現であろうと思うのです。

そして、この世界には「出せば入る」という法則があります。
まず先に出す(払う)、その後に何らかの恩恵があるというものです。

商取引でない形でお金を出すことは、いずれその相手か別の相手から何らかの形で恩恵が返って来るのです。
これは別の表現で言うと、陰徳を積むということになります。
私は半世紀生きて来て、これは間違いなくある法則と確信していますし、自身も実践しています。
余り恩恵に期待し過ぎては執着になるのでよくありませんが、無心に取り組めば、法則なので間違いなく実現します。

プロ野球選手でも、寄付やボランティア活動をしている人は、長く活躍していたり、例え怪我をしても大事に至らず程なく復帰したりする傾向があるのを見て取れます。

この様なことが損得勘定なしに自然にできる人は魅力的で、人物が大きく見えるものです。
一般的に地位や肩書があったり、頭が良いと見られたりしていても、ちまちまと損得勘定をしたり、お金を払うことで相手を管理束縛したり、マウントを取ったりする人は、「人物が小さいな」と冷ややかに見えてしまいます。

そして何より損得勘定度外視で事を為せる人物は、それによって多大な信用と尊敬を得ることができます
それを他人からだけではなく、神仏からも得ることができるのです。
それは間違いありません。
つまりは、神のご加護が厚くなり、運気も上がるということです。

この見えないお金のエネルギーの法則は、人生をより良く創っていく上で非常に大きな武器となります。この法則を上手く活用し、人生を切り拓いていただければ幸いです。

以下、ギフトと次回のプージャのご案内です。


最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方は、シヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)を唱えていたことと思います。

➡ 水野博友Twitter

そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。

プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。

肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。

また、今回も参加者の皆様に師匠より特別のギフトを預かりました。

今回も、「カーラバイラヴァ神の護符」です。

カーラバイラヴァ神護符
カーラバイラヴァ神護符


カーラバイラヴァ神はチベット密教の神で、シヴァ神の忿怒相と言われています。

カーラバイラヴァ神
カーラバイラヴァ神

(出典;wikipedia)

シヴァ神のさまざまな姿の一つに、カーラバイラヴァ神という姿があります。
タントラの世界ではとりわけ熱心に礼拝される神格です。
カーラバイラヴァ神は、欲望にまみれ驕り高ぶった態度を見せたブラフマー神を罰するために、シヴァ神から生まれたと伝えられます。カーラバイラヴァ神の姿となったシヴァ神は、5つあったブラフマー神の頭を切り落とし、長きにわたる苦行を行いました。
「カーラ」は「時」、「バイラヴァ」はシヴァ神の化身した恐ろしい姿を意味します。
シヴァ神のもっとも恐れられる姿にも関わらず、カーラバイラヴァ神への礼拝は限りのない保護と繁栄を授けると信じられます。それは、私たちの欲望という最も恐ろしい敵を倒すとともに、優れた精神力を授けてくれるからに違いありません。
そんなカーラバイラヴァ神は、犬を乗り物として描かれることがあります。
インドでは古くから、犬は死の世界に関連があると捉えられてきました。
そんな犬を乗り物とすることは、時を征服することの象徴でもあります。(出典;シータラーマ

秘伝朱肉で描かれたカーラバイラヴァ神のお守りに、ラジウム(7マイクロシーベルト前後)が塗ってあります。
かなり強力な魔除けのお守りになっています。
頭痛がする人が、このお守りでこめかみを擦っていたら、頭痛がスッキリなくなったとご報告をいただきました。
いつも身に着けていただければ、災厄除けの強い力になってくれることでしょう。

今回ご神木プージャをお申込み頂いた方に進呈します。(※一部の方には別のギフトをご用意しています。)
当院に通院中の方・講座受講中の方には直接お渡しし、そうでない方には後日発送させていただきます。

今回は、師よりギフトがありましたが、次回はあるかどうかはわかりません。
あるかもしれないし、ないかもしれません。
ご神木プージャはギフトがあるかないかの損得勘定でやるものではなく、信仰心の発露によって参加するものですので、お気持ちが高まりましたらどうぞご参加ください。


さて、次回のご神木プージャは、

4月24日(土)の夜(22時頃)

開催します。
(ご神木の締め切りは、4月20日火曜日です。)

※締め切りを過ぎて到着したご神木は次月に回させていただきます。こちらから特に連絡は差し上げませんので、ゆとりをもってお届け願います。

自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。
ご神木プージャは1本1000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。

➡ 「願いを叶えるファイヤープージャ」

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

「良いことが起こった!」「ご神木プージャのエネルギーが凄かった!!」など何でもご感想をお寄せください。皆さまのお声が励みとなり、次の力になっていきます。宜しくお願い致します。

2021年3月ご神木プージャ

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