2013年9月 バリ島修行記

2013年9月 バリ島修行記

バリホテル

2013年に入り3回目のバリ島修行も無事に終え、日本に帰国できました。
これもご神仏や守護霊様、また私を応援して下さる方々の見えない無形の力のお陰であると感謝しています。

出発は9月21日(土)の夜であったため、昼過ぎまで仕事をして夕方店を出ました。
土曜日の夕方に出歩くことはいつ以来かという位ご無沙汰だったので、土曜の夕方の落ち着いたのどかな風景に心が和みました。
「あぁ、土曜日の夕方っていいものだなぁ」と思いました。
私はこうして休息もあまり取らず、日夜施術に邁進してきたんだなぁとあらためて実感しました。
なるほど、身体も疲れるわけです。
8月にはかなり疲労してしまい、「俺ももうダメかな」と思ったこともありました。

さて、バリも3回目ともなると少しは現地の様子がわかってきます。
バリ島は日本人観光客が多い印象がありますが、中心地ウブドでは意外と少なく、ほとんどが西洋人です。
それでもたまに一人でいる日本人女性を見かけました。
女性の一人旅かと思いきや、彼女達はバリ島に長期滞在し、現地の男を買って遊んでいるということを知りました。
心に傷を持った日本人女性が多くバリを訪れ、ジゴロの様な男を買って心の隙間を埋めているのです。
日本食レストランやその他の飲食店で日本人女性と現地の男という不自然なカップルを多く見かけました。
日本人女性は地元の男にとって金を出してくれる、美味しいものを食べさせてもらえる、酒も飲める、遊ばせてもらえると、いいことばかりで火に集まる蛾の様に地元の男が集まってきます。
バリ島で女性が一人旅をしていると男目的かと思われてしまうということです。
日本人女性はすぐに遊べるとバリの悪い男達にはなめられています。

中には、バリの男と結婚し、家庭を持っている人もいる様です。
国際結婚ということならこれも一見幸せそうな話ですが、実はバリは一夫多妻制です。
現地の男と結婚をしたはいいが、2番目以降の妻になっていて、しかも自分がそうなっていることは本人以外知らないということもあるそうです。
日本人女性は金を出してくれるので、第一夫人も黙認ということなのでしょうか。
村中皆知っているのに、本人だけが知らないというケースが何件かあるそうです。
話を聞いていて情けなくなり、彼女たちを一網打尽にして日本に連行したい気分になりました。

このような一面もありますが、日本人は国際的にとても尊敬を集めているのも感じます。
日本国内にずっといてはなかなかわかりません。
太平洋戦争の時代、列強の欧米諸国に植民地にされていたアジアの国々を、その奴隷的支配から解放したのが日本人です。
中国・韓国を除くアジアの国々は日本に恩義を感じ、今でも日本が大好きです。
インドネシアのバリ島では小学校から日本語教育をしています。
皆日本のアニメが大好きで、ちびまる子ちゃんの歌を「なんでもかんでもみん~な~」とバリの人が日本語で歌っていました。
反対に中国人は嫌われていて、私も中国人と間違えられてバリの人から冷たい仕打ちを受けたこともありましたが、日本人と分かると手のひらを返す様に相手の態度が変わりました。

また、バリ島では90%以上の車・バイクが日本製で道には日本車が溢れかえっています。
日本はアメ車やドイツ車が多く走っていますので、バリ島は日本よりも日本車の割合が高いかもしれません。
海外でのみお目にかかる車も多くあります。
スズキは日本では軽自動車がメインという印象ですが、バリでは「APV」というスズキのワゴンタイプの車が多く走っていて、スズキに対する見方が変わりました。
それでも、その車のマークを見る度、「AVP」(エイリアン・バーサス・プレデターというモンスター映画)を「はっ」と思い出し、バリ島で何度もエイリアンを思い出すはめになったのでした。

これがAPV
これはAVP
暇な人だけ見ればよろしい

10月3日からAPECがバリ島で開催されますので、テロが起きないよう厳戒態勢がひかれていました。
パトカーが100台程列をなして道を疾駆していて、それはそれは壮観な光景でしたが、そのパトカーはほとんどがMAZDA(多分アテンザ)でした。(やるね!)
こうして海外に出てみると、日本の存在感というものは大きいのだと分かります。
敗戦後、日本人の魂はアメリカに骨抜きにされてしまいましたが、日本人であることは誇りに感ずべきことと思います。

バリの料理はとても美味しいのですが、日本食に比べ脂っこく数日すると日本食が恋しくなります。
そこで日本料理店に仲間と行ったのですが、なんとそこでは日本料理店でありながら日本の食材を一切使っていないということがわかりました。
なんと日本の食材は放射能に汚染されているので使わないということなのです。


「平素よりご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
たいへん残念なことですが、当店はこの度の東京電力・福島原発の事故の影響を危惧し、酒類(西日本)以外の日本原産の食材・調味料等を使用しないことに決めました。
食品の安全基準・検査など、日本政府の対応には信頼性がまったくないと判断したからです。」


 

確かに難しい判断であると思います。
日本人の多くは国産の物でも平気で食べていますし、私は福島産だろうが平気で食べます。
しかし、海外から見たら全て危ないと思えるのでしょう。
日本がこのようになってしまったのは本当に悲しむべきことです。
東京オリンピック開催で世界の日本観も良い方に変わってほしいと思います。

昨年までインドで修行をしていて、今年からバリ島で修行をしているのは、インドから仏教やヒンズーの法の一部が流れてきているからです。
バリの人達は信仰が厚く、神が生活の中心になっています。
街のあちこちに寺院(テンプル)があり、ガネーシャ像や仏陀の像が多く目に入ります。

見えない気(エネルギー)に対する理解も人々の意識の中に根付いていて、病気や不幸はブラックが原因であると考えられています。
ブラックには、人のネガティブな感情という自分自身で作り出すものから、人の悪意・呪いの様な外から入って来るものまで色々な意味が含まれます。
特に、バリ島は後者の呪術の技術が独自の発展をしており、現地の治療家は「その痛みの原因はブラック(ここでは呪い)を受けているのだ。」と割と短絡的に診断します。
私は気功治療(ヒーリング)の現場で邪気という言葉と使っています。
これはブラックとはほぼ同義です。
私も人の悪意や怨念が他人に影響をもたらすことはよく知っていますし、クライアントに対して時にはそう判断することもあります。
しかし、バリは日本よりもっとそれが身近なところにあるという感じです。
実際ブラックをかける専門家も多いらしく、スピリチュアルなものには興味があっても安易に近づくと危ないと考えている人も多いようです。
そのようなことをすれば大きなカルマになるということがわかっていないのでしょうか。

一方、ブラックをはねつける、寄せ付けない技というのもあり、今年に入り色々とそのような力を体得しました。
ヒーラーはヒーリングをすることでどうしても少なからず受け手の邪気を受けます。
その浄化の仕方は私の生徒さんには常々教えていますが、特にひどい邪気に対してはこちらもそれに対抗できるだけの力をつけなければなりません。
そうでないと、やられてしまってヒーラー自身が病気になってしまいます。

バリ島の聖者のところで修行し、私たち日本人グループはかなり強い力を体得しました。
私のサロンで一緒に勉強をしている人の中には私の気の力を感じ取ってくれている人もいるのではないかと思います。

水野博友

ホテルにて。バスタブがあるホテルは初めて。
「あゝ、異国で風呂とは幸せ哉」

ここの気(エネルギー)は硬質というか力強い感じのもので物理的・肉体的な強さも出てきます。
例えば、一緒に修行をしている仲間の中には女性が紅一点でいますが、その方は気で現地の大男を触れることなく数mふっ飛ばします。
まるでカンフーの達人を見ているかのようです。
これはほんの一例で、この修行場のベテランの人たちは私たちの常識的な理解を超えています。
それが神の力というもので、一般には奇跡と思われます。

【日月神示】
「灰になる肉体であってはならん、原爆も水爆もビクともしない肉体になれるのであるぞ、今の物質でつくった何ものにも影響されない新しき生命が生まれつつあるのぞ。岩戸開きとはこのことであるぞ、少しくらいは人民つらいであろうなれど、勇んでやりて下されよ。」(五葉の巻第一六帖)

その修行道場では現地人のベテラン組に混じって、高度な行を行いました。
私たちはまだその修行場に数える程しか行っていませんが、現地の信者が3~5年位修行しないと受けさせてもらえないレベルの高い行をさせて頂きました。
そのバリ聖者のZ先生も私たち日本人グループには特別目をかけて下さっている様で、感謝の思いが尽きません。
不思議なことに慣れている私もZ先生には驚かされることばかりです。
行の内容は瞑想が主体ですが、滝行やプージャ(火の神の儀式)も行い、一層浄化が進み神気を感じられるようになりました。
体力やパワー(気力)を高まり心身とも生まれ変わった様に元気になりました。
気を使う施術とはいえ、この物質世界では肉体がやはり大事で、これが丈夫であってこそ大きな気の力が使えるのです。

またユニークなところでは、バリという日本から遥か離れた土地に来ているのにも関わらず、日本の神様や自然霊とつながるための行を幾つもこなしていきました。
ここでは神々とつながる方法を学んでいるので、対象がどのような神であれつながっていくことができます。
日本の神道や密教を正面玄関から叩いて入門したら、果たしてここまでの境地に同じ修行期間で辿り着けているだろうかと疑問に思います。

【日月神示】
「特別神かかりは神の御力を強く深く集める行がいるのぢゃ。」(春の巻第二帖)

今回は日本人4人と一緒に修行を行いました。
私の先生と内弟子のFさん、あとは先生が長年インドで一緒に修行してきた仲間のお2人、そして私という5人です。
私以外の男性陣は60歳代。
皆、長年修行を重ねてきた猛者ばかりで、皆エネルギーが凄いのです。
人間はここまで進化できるのだなぁと驚愕の思いで私はいつも見ています。(人間の進化の話は別の機会に)
今回のバリでの一連の修行を終え、私と先生のお仲間2人は仕事のため日本に帰国しました。
先生とFさんは、その後インドに入り、ヒマラヤに向かいました。
ヒマラヤの偉大な聖者に会い、悟りのための秘法を求めに行かれました。

これからどのような展開になるかわかりませんが、すべては神にお任せです。
また、自分の無限の可能性を信じるのみです。

【2013年10月5日】

 出典:完訳 日月神示 (岡本天明 書/中矢伸一 校訂)