やはり日本は世界の中心である ~雛形経綸について~

大正7年、宗教大本の創始者の一人 出口王仁三郎が「いろは神歌」で唱えたもので、日本が世界の雛形になっているという理論です。

出口王仁三郎は次の様に「いろは神歌」を詠みました。

日出(いづ)る国の日の本は、全く世界の雛形(ひながた)ぞ。

(中略)

我九州は亜弗利加(アフリカ)に、北海道は北米に。台湾嶋は南米に、四国の島は濠州(オーストラリア)に、我本州は広くして、欧亜(おうあ)大陸其儘(そのまま)の、地形を止むるも千早振、神代の古き昔より、深き神誓(ちか)いの在(いま)すなり。

また、「日月神示」にも

日本の国は世界の雛形であるぞ(地つ巻第十七帖)

と、あります。

日本と世界の地理的な相関関係があり、さらに日本と世界が霊的にも照応しているというものです
下記の地図を比較してみれば、いかに日本が世界の縮図になっているかがわかります。
そして、日本で起こることはそれに照応する世界で起こる、また世界で起こることも同様のことが日本で起こるというのです。

これから各パーツについて比較検証してみましょう。
地形だけではなく山川などの配置も不思議と近い位置関係が成立していたりします。
これらを見ると、「似ている!」と思えるところもあれば、「ここはどうかな?」と首をかしげたくなるところも確かにあります。

これを見るには人間のよく似ている親子をイメージすると良いでしょう。
似ている親子を見て、よくおばさんが「まぁ!よく似ている親子だこと。」と言ったりします。
親子が似ているというのは、何となく作りが似て、雰囲気も同じ様な感じであるというところでしょう。
それを「親はここにホクロがあるのに、子供にはないわ」とか「親にはひげが生えているのに、子供にはないじゃない」とあげつらったりしないでしょう。

そのように、この比較相関図を見るにも、似ている親子を「よく似ているなぁ」としげしげ眺める様にして見て、あまり違うところをあら捜ししないで見るとよいと思います。
ちなみに、この世界の地形と日本の地形を比較考察する上で、どちらが親に当たるかというと、それは日本になります。

では、まずは具体的にどのような関係になっているか解説しましょう。

北海道と北米大陸

北海道と北米大陸

津軽海峡 ⇔ ベーリング海峡
函館 ⇔ アラスカ

 共に先端が二股に分岐している感じです
知床半島 ⇔ フロリダ半島
根室 ⇔ メキシコ
国後島 ⇔ キューバ

本州とユーラシア大陸

本州とユーラシア大陸

ユーラシア大陸は本州がふやけた感じです

中部地方~関西と東南アジア~中東

中部地方~関西と東南アジア~中東

琵琶湖 ⇔ カスピ海
紀伊半島 ⇔ アラビア半島
伊勢湾 ⇔ ペルシャ湾

 湾の奥突き当りと入口の作りがよく似ています。
御前崎(静岡県) ⇔ インド
富士山 ⇔ エベレスト

 日本で最も高い山と世界で最も高い山がよく似た位置にあります。
 その山から流れ出る富士川とガンジス川も照応しています。
伊豆半島 ⇔ ミャンマー~タイ~カンボジア
 伊豆半島を少し斜めに傾けた感じでしょうか。

東北とロシア

東北とロシア

津軽海峡 ⇔ ベーリング海峡
 ユーラシア大陸の最東は津軽半島~下北半島と照応します
猪苗代湖 ⇔ バイカル湖
 形は似ていませんが位置関係で照応します

東京湾と中国~朝鮮半島

東京湾と中国~朝鮮半島

三浦半島 ⇔ 山東半島
 形がそっくりです。
東京湾 ⇔ 渤海~黄海
房総半島 ⇔ 朝鮮半島

関西~九州とヨーロッパ~中東~アフリカ

関西~九州とヨーロッパ~中東~アフリカ

木曽川・長良川 ⇔ チグリス・ユーフラテス川
伊勢湾 ⇔ ペルシャ湾
紀伊半島 ⇔ アラビア半島
琵琶湖 ⇔ カスピ海
大阪湾 ⇔ 黒海
中国地方 ⇔ ヨーロッパ
瀬戸内海 ⇔ 地中海

 島嶼(とうしょ)が多い点も酷似しています。
山口県 ⇔ スペイン
九州 ⇔ アフリカ大陸
国東半島 ⇔ ソマリア半島

中国地方~関西~北陸とヨーロッパ~ロシア 

中国地方~関西~北陸とヨーロッパ~ロシア

琵琶湖 ⇔ カスピ海
大阪湾 ⇔ 黒海
中国地方 ⇔ ヨーロッパ
山口県 ⇔ スペイン
対馬 ⇔ イギリス
隠岐島 ⇔ アイスランド
瀬戸内海 ⇔ 地中海
能登半島 ⇔ スカンジナビア半島
佐渡島 ⇔ ノバヤゼムリャ島

九州とアフリカ大陸

九州とアフリカ大陸

国東半島 ⇔ ソマリア半島
種子島 ⇔ マダガスカル
 九州南端の鹿児島県には日本一の金山である菱刈金山があり、アフリカ大陸の南端も同じく金の産地です。
瀬戸内海 ⇔ 地中海
紀伊半島 ⇔ アラビア半島

四国とオーストラリア

四国とオーストラリア

土佐湾 ⇔ オーストラリア湾

台湾と南アメリカ

台湾と南アメリカ

ここは余り似ていないところです。
また、台湾は現在は日本の国土ではありません。
大東亜戦争以前は日本の植民地でした。

この日本と世界の照応する図を見ると、一体どのようにしてこのような関係性を持つ地形が創造されたのだろうかと思わずにはいられません。
これは偶然似ていると片づけられるものではなく、何か大いなる者の意図が反映されていると感じられます。
※ちなみにこの日本と世界の照応についての細かい点では様々な意見の相違があります。

また、出口王仁三郎はこのようにも言っています。

日本は、世界一、地の中枢である。熱帯に枕し寒帯に脚を延(のば)し、あらゆる気候、あらゆる土質風土の凝縮地である。すなわち世界一切の小宿写(しょうしゅくしゃ)である。否、世界万邦の中つ国として、万国統治の中府である。

また、出口王仁三郎が著した「霊界物語」の第一巻には、日本の国土は「国祖・国常立尊のご神体そのもの」であり、将来の霊界の復権のために作られたものと書かれています。

更に「日月神示」では日本のことを、

誠の元の国、根の国、物のなる国、元のキの元の国、力の元の国、光の国、真中の国である

(夜明けの巻、第二帖)

と言っています。

日本の国土がこの様にスペシャルな存在である以上、そこに住まう日本人という人種も霊性的にスペシャルな存在ではないかと推察できます。
しかし、現代の多くの日本人はここでご紹介した雛形理論について知らない様に、日本人の特異性について思うこともありません。

先の大東亜戦争以前にはまだこの様な思想は普及していた様ですが、戦後GHQは特にこの様な日本人の特殊性を想起させる思想について厳しく統制する政策を採りました。
具体的には、日本人の精神的な強さ・大和魂の根幹が神道にあるとみて神道を弱体化させる神道指令を発布しました。

そのため、今の日本人は「日月神示」にて「フニャフニャ腰」とか「コンニャク腰」とか表現される様な魂が入っていない存在になっていったのです。

今の日本人は自分自身に誇りと自信を取り戻し、本来ある日本人として生きていく必要があると思います。

日本人には教科書で教わったものと違う長い歴史があった様で、それらは表には出ていません。
そのような事を裏付ける歴史的な遺跡・痕跡は存在しますが、アカデミズムがそれを認めていません。
偽書と言われる古史古伝に正しい歴史が伝えられており、私はむしろそちらが真実に近いのではないかと思います。

また折をみてその様なところもご紹介しましょう。

こちらも合わせてご一読ください。

「日本列島に現れた龍神の御姿」

「出口王仁三郎 霊界からの警告」(武田崇元/学研)

「古神道の本」(学研)

いつもご愛読頂きありがとうございます。
読者の皆様の健康と幸せを今日も祈念致します。

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