2022年8月 ご神木プージャのご報告 ~カルマを凌ぐのは強い心~

2022年8月ご神木プージャの炎

こんにちは。

8月13日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャ(護摩祈禱)を執り行いました。

今回も皆さまの願意が叶うようご祈願させていただきました。

いつもご参加いただいている方、初めてご参加いただいた方、ありがとうございます。

師匠共々厚くお礼申し上げます。

今回も先月に続きヒーリングマントラでプージャ(護摩祈禱)を実施しました。

プージャの時間に瞑想をしていた参加者の皆様はヒーリングマントラのエネルギーを受け取れたでしょうか?

〈ヒーリングマントラ〉

オーム ナーガ ナーガ ナーガ ナム ナム ナム ルーパ ルーパ ルーパ ラクシャ

今回の伝授でヒーリングエネルギーが放射できるようになっているでしょう。

しかし、ヒーリングのパワーとは、一回の伝授で強大なヒーリングパワーを得られるというものではありません。

その後も、マントラ瞑想を毎日長く実施して徐々に徐々に強くなっていくものです。

霊性修行の道は「スローリー、スローリー」と言われます。

()まず(たゆ)まず地道に歩んでいくものです。

うさぎとカメの物語でいうカメさんのようなものです。

更に力を伸ばしていきたい方は、水野氣功塾の「ヒーリングスティック療法講習会」や「サットサンガ(真理の集い)」に参加してエネルギーを高めたり、日々瞑想をして神との繋がりを深めたりしてください。

本格的に学びたい人は、水野氣功塾の「密教瞑想講座」がお勧めです。

周囲の人の身体を借りて実践を多くしていくのも大切です。

何事も一朝一(せき)で成せる安易な道はありません。

それはどの仕事であっても同じです。

私自身も日々地道に修行に励んでいます。

共に修行に精進していきましょう。

中村天風

今回は,中村天風の話をします。

中村天風をご存じでしょうか?

私のブログでは度々氏の話をしていますからご存じの方も多いものと思います。

中村天風はヒマラヤで悟りを啓いたヨガ行者です。

Wikipediaにこのように紹介されています。

中村天風(なかむら てんぷう、1876年7月30日 – 1968年12月1日)は、日本の実業家、思想家、ヨーガ行者、自己啓発講演家。玄洋社社員、大日本帝国陸軍諜報員。孫文の友人であり、中華民国最高顧問の称号も持った。天風会を創始し心身統一法を広めた。

Wikipedia

死して後もその思想は多くの人に影響を与え、東郷平八郎、原敬、宇野千代、双葉山、広岡達朗、実業界では松下幸之助、稲盛和夫などが、また、近年では松岡修造や大谷翔平など各界の錚々(そうそう)たる一流の人たちが天風哲学を学び、精神的支柱として涵養(かんよう)してきました。

運命を拓く

私自身も20才台後半に人生の不遇の時期を中村天風の著書「運命を拓く」を毎日読みこみ乗り越えることができたという経験があります。

その本を毎日毎日、来る日も来る日も読むことで血肉化し、結局本はヨレヨレのボロボロになり、2冊目を買ったものです。

今あるのは、中村天風の「運命を拓く」と出会ったからと言っても過言ではありません。

ちなみに仙人師匠も天風哲学を学んだ一人です。

頭山満
頭山満

天風は、青年期に右翼国家団体の玄洋社に入り、その頭領の頭山満の薫陶(くんとう)を受けました。

まぁ、この頭山満という人も大人物で、ここで語るには余りにも紙面が足りません。

肩書を嫌い何の肩書も持たない一介の人物でしたが、国家権力でさえも手が出せない、首相や政治家さえも恐れおののくという巨大な存在でした。

荒くれ者が多かった玄洋社でも、剛気な天風は頭角を表し、「玄洋社の(ひょう)」と称されるまで成長し、各所で活躍しました。

中国大陸に渡り諜報活動をする中で、何度も死線をかいくぐり、沢山の同志が命を落とすところを生き抜いてきたのですが、その後当時の死病であった奔馬性結核に罹患し、吐血を重ね衰弱していきました。

そして、治病のため先進の医療や思想を学びに欧米に渡ったものの、結局そこでも病魔から逃れられるものは何も得ることができず、失意の中「国に帰って死のう」と決意するのです。

しかし、神が作るストーリーは実にドラマチックであります。

その復路の船中で偶然にもヒマラヤ聖者のカリアッパ大師に邂逅(かいこう)したのでした。

「お前は胸に病を抱えているな。国に帰れば死ぬだけだ。私について来なさい」

と霊視し助言するカリアッパ大師に天風は、

「わかりました」

と何も聞かずに即答したのです。

カリアッパ大師と天風の出会いはまさに奇跡的なものといえるものでした。

師に連れられヒマラヤの山中で2年7ヶ月修行し、死病を克服すると共に、悟りを啓き日本に帰国したのです。

天風哲学の要諦は、心が人生の一切を作るというものです。

世の中を見ると、幸せで良い人生を送る人、ボロボロで惨めで苦しい人生を送る人、とで二分できます。

往々にして後者の方が多く、特にこのご神木プージャに参加している人はそうでしょう。

皆何らかの問題を抱えて人生に苦しんでいます。

その苦しみの要因を探れば、カルマ(業・因縁)が大きいのでしょう。

「私はカルマが大きいから、もうどうしようもない」と投げやりになっている人もいるかもしれません。

強大なカルマの前に、人はなす(すべ)もないのでしょうか?

いかにカルマが大きく、その悪影響に(もてあそ)ばれていたとしても、それでも人生を良くして行こうとすれば、自身で心を鍛えていくことが不可欠です。

回復の見込みがない病気、いつ終わりが来るかわからない病気や苦難を抱えていて「先行きが真っ暗、夢も希望もない」と感じられいても、それでも少しでも早く良くなるためには、心を積極的に運用し、運命がなせるイバラの道を変えていくしかないのです。

そのために、天風哲学を学んで心を強く積極的に運用していくことをお勧めします。

天風の本はたくさん出版されていますが、中でもお勧めは先の「運命を拓く」か、一万円本です。

共に、天風師の講演をベースに書かれた本ですが、1万円本の方が口語体であるためスイスイ読めます。

【中村天風1万円本】

・成功の実現

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