2023年2月 ご神木プージャのご報告 ~視野の広い人、視野の狭い人~

2023年2月4日ご神木プージャの龍炎

こんにちは。

2月4日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャ(護摩祈禱)を執り行いました。

今回も皆さまの願意が叶うようご祈願させていただきました。

いつもご参加いただいている方、初めてご参加いただいた方、ありがとうございます。

師匠共々厚くお礼申し上げます。

私たちは仮想現実を体験している

私たちは、この地球世界、3次元、物質世界の中で生きていて、それにどっぷり浸かっています。

目の前に広がる世界をリアルなものとして捉えています。

リアルな現実を疑うことはありません。

目の前に起こる様々な出来事に反応し、一喜一憂しながら生きています。

そして、時には大きな苦しみを体験することがあります。

なぜ苦しむかと言えば、現実世界を本当にあるものとして認識しているからです。

実際にそれは有るのでしょうか?存在するのでしょうか?

そのようなことは考えたことはありますか?

私は幼児の頃、「目の前の現実は本当に存在するのだろうか?」とよく思っていたものです。

私たちは五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通して現実を認識します。

五感から入ってきた信号が脳で変換されて、脳内に現実世界を創り出します。

仏教やヒンズーの教えでは、現実世界をイリュージョン(仮想現実)喝破(かっぱ)しています。

マトリックスという言い方もできます。

触れることができるし、香りもする、それは本当に存在しているかのように脳は認識するのですが、それはあたかもゲームの中の3D世界のようなものです。

あくまで私たちは体験しているに過ぎません。

本当は存在していない。

だから、マーヤ(幻想)なのです。

存在するのは、魂というエネルギーだけでしょう。

現実世界で起こる様々な出来事に対して、私たちは多様な反応(怒り・喜び・悲嘆など)をします。

例えば、目上の人から褒められれば、嬉しくなりますし、批判を受ければ腹も立ちます。

私たちは思考や感情と「自分」を一体化して認識しています。(※括弧(かっこ)つき自分は、本質としての自分=魂)

それすらも本当は違います。

しかし、深い瞑想を体験すると、思考や感情すらも「自分」のものではなく、それを体験しているだけということに気付きます。

もう少し、わかりやすく言うと、様々な思考や感情が脳や心に出てきて、それと一体になって自己の一部のように認識しているのですが、それすらも幻で、脳や心に映写されて流れているだけなのです。

凄くざっくりと表現するなら、私たちは「○○(自分の名前)」という映画をスクリーン上に観ている「自分」です。

映画館でスクリーン上に映っている女優を見れば、その役を擬似体験し、時に笑い、時に涙します。

スクリーンは2次元なので、疑似体験が完全に「自分」と一体化しませんが、映画に没頭すれば自分がスクリーンを観ていることすら忘れます。

これがよりリアルな3D(バーチャルリアリティ)となってくれば、3D世界で起こることは、現実世界で起こることとほとんど差がなくなります。

近い将来、3Dの疑似世界(バーチャルリアリティ)は、本当に触れているかのような感覚が伝わってきたり、香りも脳内で再生されたりするようになるのでしょう。

そうなれば、実際に移動していなくても、世界旅行が楽しめたり、ライブに参加できたりすることが可能になります。

自分はリビングのソファーに座っているだけなのに、そのような本物みたいな疑似体験ができるのです。

みんな一人一人が宇宙の創造主

私たちはいずれ100%の確率でこの世を去ります。

その時に、あの世に持って行ける物はほとんどありません。

どんなにお金持ちでもそれを持って行くことはできませんし、どんなに偉い肩書きが付いていてもそれはあの世で通用しません。

生まれ変わる時には、これまで蓄えた知識も忘れ去られてしまいます。

これまでたくさん本を読んで勉強したことを、すべて消去されてしまうのは、なんともむなしいものです。

「ここまで男を磨いたのに、生まれ変わる時にはオールクリアかぁ」

そう考えると本当に空しいものです。(女に生まれ変わるかもしれないし)

しかし、あの世に持って行けるものがあります。

それは、技能などの才能、人格(精神性)、理性です。

例えば、イチローさんは野球の天才ですが、彼は小学生の頃から野球が天才的にうまかったのです。

小学生の時、ナゴヤ球場に中日戦を見に行ったイチローさんは、当時中日ドラゴンズの速球派としてならしていた鈴木孝政投手の投球をみて、「あれなら打てる」と言っていたという逸話が残っています。

もちろん、イチローさんは幼少の頃から血のにじむような毎日の練習を重ねていたものと思いますが、イチローさんは前世で、おそらく大リーグで野球をやっていたために、生まれ変わっても幼少の頃から野球が飛び抜けて上手かったのです。

ピアノの才能がある神童も、前世でプロのピアニストだったのです。

このように技能は来世まで持っていくことができます。

私もヒーリングの技能がありますが、これは来世に持ち越せるのかもしれません。

それと精神性も来世に持ち越せます。

昨今、スシローなどの飲食店で不衛生なおふざけをした子供が、大きな問題となっていますが、そのような子供は精神性が低いのです。

前世でも、自分のことしか考えることができないろくでもない人間か、おそらく(けもの)だったのでしょう。

逆に、大東亜戦争の時代、約4000名の若者が神風特別攻撃隊として南方の海に散華しましたが、彼らの残した遺書の精神性の高さには心を打たれます。

彼らは主に20歳代の若者でしたが、今の私でも彼らのような立派な遺書が書けるのかどうか疑わしいくらいです。

それだけ日本人の精神性は全体的に高かったのです。

そして、戦後教育によって精神性は(おとし)められたのです。

さらに来世に持ち越せるのは、魂レベルであり、愛のエネルギーです。

魂レベルというのは、その人の意識の高さです。

精神性と近いですが、少し違います。

私たちの本体は魂であり、魂のレベルによってその意識も変わります。

意識が変わるということは、体験している人生が意識レベルによって違いがあるということです。

私たちは、人類すべてが共有する世界に居ると認識しているかもしれませんが、厳密には一人一人違う世界(宇宙)にいるものだと思います。

つまり、一人一人が宇宙を持っており、その中の主人公が自分自身という訳です。

時間も同じです。

時間は英国のグリニッジ天文台を通る経度0度を基準として世界各国の標準時(タイムゾーン)を決めています。

経度によって、時間ゾーンの差はありますが、その地域に属する人は共通の時間の流れにいると考えられています。

つまり、時間というものは、直線的に定速で流れるもので、人類が皆同じ時間の流れに生きていると考えられています。

日本でも、例えばお昼の12時に鐘が鳴ったら、皆が「12時だ」と認識します。

「私は12時じゃないよ」というへそ曲がりはいません。

ところが、物理学的には、時間というのは定速で人類が共有するものではなく、伸縮自在のものだと考えられています。

たとえば、超高速で移動すると、その人の時間は早く進みます。

なぜそうなるかは詳しく解説しませんが、時間は重力の影響を受けると私は考えています。

要は、時間は一人一人流れる早さが違っており、その意味で人それぞれに固有の時間帯があるということです。

これらから言えることは、人それぞれ固有の宇宙があり、人はその人だけに流れる時間の中で生きているということです。

そして、家族や友人など他人とコミュニケーションを取るとき、それぞれの宇宙の一部が重なり合ってそこを一時的に共有するのです。

コミュニケーションが終わって、当事者2人が離れると、その宇宙は離れて個別の宇宙へと戻ります。

イメージ的には、たくさんの小さな泡のような宇宙というものが、大きな宇宙の中に内包されて存在している感じでしょうか。

これは言葉で説明するのが難しいので、いつの日か自分の体験として認識するしかありません。

そして、このような宇宙的視野でこの世界を観察者として眺めている人は、神の視座に近く、広い視野で世界を捉えています。

広い視野で世界を観る者は、安定した大船に乗っているかの如く、感情や思考も安定し、ちょっとやそっとのことでは気持ちがアップダウンしません。

ストレスやトラブルに見舞われても、ネガティブなことでも不安に陥ることはありません。

視野が広いというのは、目の前に起こることがイリュージョンで、出来事がストーリーやゲームであることをわかっているのです。

困ったことが起きても、「あぁ、今度はそのような展開か」とどこか他人事のように眺められます。

何かの損失や失敗があっても、来世で取り返せるとか、今世はそれでも仕方がないとあがくことなく受容できるのです。

たとえ死ぬような大事であっても、「ふむふむ、これで終わりになるのかね?」という観察者の視点でいられます。

一方、多くの人はそのような視座を持たず、また日常の雑務や仕事しか見えていません。

視野が狭いのです。

目の前の目標に邁進すればするほど、あたかもスピードを出すスポーツカーの視界が狭まるように、人生の視野が狭くなります。

視野が狭いというのは、不安定なのです。

大嵐の海原に揺れ動かされる小舟の如く、感情も起伏が激しく、マインド(心)も乱れ苦しみます。

魂レベル=意識の高低によって、その人が棲む世界は規定されます。

99.9%の人は、現実世界の成功や名誉やお金を目標に邁進するため、魂や真理について思いを馳せることもまずありません。

大きな苦難を与えられ、神に引っ張られたものは、現実の修羅の世界から霊性修行の神の世界に足を踏み入れます。

マントラを唱え、地味な瞑想を重ね、この世界(宇宙)について認識を深めていきます。

すぐに大きな悟りが訪れることはありませんから、気長にやる必要があります。

それこそ、広い視野で捉え、この先の幾つもの人生を生まれ変わって体験し、悟りに近づいていきます。

魂レベル(意識レベル)を上げる簡単な方法

では、どうすれば魂レベル(意識レベル)が上がるのでしょうか?

いろいろ方法があると言われますが、この時代にはバクティでそれが可能になると言われます。

バクティとは、ヒンドゥー教で「最高神への絶対的帰依」を意味する語で、「信愛」とも訳されます。

信愛とは聞き慣れない言葉でしょう。

これは、恋人同士が熱い愛情を交わすように、そんな熱い愛情を神に向かわせることが信愛なのです。

神への愛と言っても良いでしょう。

すなわちそれは信仰心の最大発露であります。

神仏への篤い信仰心を持ち、常に神と共に人生を歩んでいると、魂レベルが上がっていきます。

シルディ・サイババ

対象となる神仏は何でも良いのです。

ここではシルディ・サイババ(※以下、ババ)としましょう。

シルディ・サイババは、「私に帰依するものは、悟りまで面倒を見る」と言っています。

いつもシルディ・サイババのことを思い、人生をシルディ・サイババと共に歩んでいる意識で生活すればよいのです。

人生はいろいろなことが起きますが、それはすべて「ババにお任せ」という丸投げの気持ちで対処すると、気持ちが穏やかでいられます。

どんなことが起きても、辛いことが起きても、すべては神の手のひらの上で起こること、すべては神が自分に与えてくれたことと捉えるのです。

そして、その救済もババに頼んで良いのです。

「ババ、助けてください」とババにお任せしていればよいのです。

ババに頼めば、大難は小難に、小難は無難に変えてくれることでしょう。

一見、依存的に思えるそのような考え方も、今の時代はそれでも悟りを得られると言われますので、ラッキーなことなのです。

悟りを得るためには、深山幽谷で孤独に苦行を重ねるというイメージがありますが、それは前時代の方法で、今はそのような苦行をしなくてもバクディだけで行ける!というのです。

まさに、神を見失った人が多いこの時代だからこそ、神を見る人にはこれまでの時代ではありえないくらいの大きな恩恵が与えられるのです。
昔なら100年かかるところを現代なら5年で成し遂げられると言われています。

私たちは、霊性修行をするのにはふさわしい時代に生きていると言えるでしょう。

目次

お知らせ

2月18日土曜日18時からのサットサンガ(真理の集い)は、

「シルディ・サイババの教え」

と題し、シルディ・サイババが後生に残した教えについてお話しします。
対面での説法に参加できない方は、20日月曜日の20時からzoom講座で同じ説法をします。
どうぞ楽しみにしていてください。

ギフトと次回のプージャのご案内

虎皮とご神木
虎皮とご神木

ご神木プージャでは、数ヶ月前から1万円以上のドネーション(お布施)の方には、ご神木に虎皮を巻いて特別プージャをしています。

虎皮でパワーを増強しているため、一層強力なエネルギーが届くのではないかと思います。

師の師匠のインドのスワミもかつて特別プージャとして、タイガースキンプージャというスペシャルなプージャをしていました。

それは虎の皮を使ったプージャで、参加費は50万円だったそうです。

インドでも虎皮は手に入りませんから、その値段も(うなず)けるところです。

しかし、師の庵では毎月それをやっていますから、いかに貴重であるか想像に難くありません。

今回ご神木プージャにご参加くださった方々にはプリースト(司祭)の師匠からギフトを預かっています。

ドネーション(お布施)が1万円以上の方にはもれなくババチップを進呈します。

これは、シルディ・サイババが実際に使っていた衣類の切れ端をチップに入れています。(その他の内容物は添付の解説書をご覧ください)

それだけに、シルディ・サイババと繋がりたいと思えば、強力に繋がることができます。

シルディ・サイババを信仰する人にとっては、大変貴重な法物なのです。

その他の方には、別のギフトを預かっています。

詳しいことは資料を添付しますので、そちらをご覧ください。

________________________________________

最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。

22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方は、シヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)かシルディ・サイババのマントラを唱えていたことと思います。

➡ 水野博友Twitter

そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。

プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。

肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。

 さて、次回のご神木プージャは、

3月4日(土)の夜(22時頃)

に開催します。

 (ご神木の締め切りは、2月28日 火曜日です。)

※締め切りを過ぎて到着したご神木は次月に回させていただきます。こちらから特に連絡は差し上げませんので、ゆとりをもってお届け願います。

自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。

ご神木プージャは1本3000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。

➡ 「邪気祓い開運堂」 「願いを叶えるファイヤープージャ」

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

「良いことが起こった!」「ご神木プージャのエネルギーが凄かった!!」など何でもご感想をお寄せください。皆さまのお声が励みとなり、次の力になっていきます。宜しくお願い致します。

※翌々月もご神木プージャにご参加をご希望される方は、次回のご神木を弊店に送られる際に「ご神木〇本希望」とメモを同封していただけると、来月のギフトと一緒にご神木もお送りさせていただきます。

この場合、お客様のご神木発送の送料はかかりませんので、無駄な出費を抑えられます。

できましたらこの様にお願い致します。

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