2024年6月ご神木プージャのご報告 ~ゲゲゲの鬼太郎と学ぶ、本当の幸せとは何か?~

2024年6月22日ご神木プージャの炎

6月22日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャ(護摩祈禱)を執り行いました。
今回も皆さまの願意が叶うようご祈願させていただきました。

いつもご参加いただいている方、初めてご参加いただいた方、ありがとうございます。
仙人師匠共々厚くお礼申し上げます。

目次

ゲゲゲの鬼太郎と学ぶ、本当の幸せとは何か?

今回のテーマは、「ゲゲゲの鬼太郎と学ぶ、本当の幸せとは何か?」です。
正確には、「ゲゲゲの鬼太郎」から学ぶのではなく、漫画家水木しげるさんの考えを紹介しながら、本当の幸せについて考えていきましょう。

水木しげるさん
水木しげるさん

水木しげるさんは、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者です。
「ゲゲゲの鬼太郎」以外にも多くの作品を残しています。
2015年に転倒事故により93歳で亡くなりました。
飾らない人柄で自由気ままに生きていて、独特の脱力したゆるい人生哲学を持っているという印象があります。
まぁ、幼少の頃から少し風変わりなところもあったようです。
大東亜戦争に出兵し、ラバウルで空爆に遭い左腕をなくしました。
そこで、マラリアにもかかり生死の境をさまよったのですが、現地住民の助けもあり、九死に一生を得たのです。
素朴な生活の現地住民には神様のように大事にされていて、その深交の様子は漫画にも詳しく描かれています。
現地住民から帰らないでと懇願され、日本に帰国するか、残るかとても迷ったということです。
私は水木しげるさんの作品が好きで多くの作品を読みました。
水木しげるさんは真の偉人だと思いますし、とても興味をひかれます。

さて、今回は仙人師匠が九州在住のある家族の話をしてくれました。
その家族は父が経営者で、息子2人(Aさん、Bさん)と娘(Cさん)が1人います。
子供たちは皆成人して家庭を持っています。

しかし、その子どもたちはあまり経済的に豊かではないようです。
娘(Cさん)の婿さんは鍼灸師ですが、雇われで働いていて、手取りの給料が10万円台。
娘さん(Cさん)は専業主婦で、子供は高校生なので家計のやりくりは結構大変でしょう。

息子さん(Bさん)は結婚していますが、子供はなく、夫婦でつつましく暮らしています。

要は、3人の子どもたちはあまり経済的に豊かではなく、傍目には大変そうな生活に思えるのですが、本人たちは至って平気なのだそうです。

娘さん(Cさん)は亭主の稼ぎが少ないことに不満を持つことなく、夫婦仲良く暮らしています。
「うちは大学行くお金はないけんね」
「行くんなら奨学金取っていってね」
と、あらかじめ子供に告げていますし、進学のための塾にも行っていません。
まぁ、塾代は馬鹿になりませんから、公立の高校で授業をしっかり聞いてねということなのでしょう。

お金がないなら、ないなりにやりくりして楽しく生活していて、しかも何の愚痴や不満を言うこともありません。

仙人師匠が

「あの人たちはよっぽど人間ができている」

と感心しきりです。

私が修行に行くところは九州の小さな街ですから、都心と比べて年収もだいぶ違います。
東京23区の世帯年収中央値は1012万円です。
一方、大分県では354万円です。
年収格差は大きいですが、東京の港区などではご主人の年収が800万円でも、奥さんが稼ぎに出ないと生活できないというから、経済的にかなり状況が違います。

日本でも政令指定都市など人口の多い都市に住んで、会社勤めをしているサラリーマンでは、この家族のように心穏やかに過ごしていないのではないかと思います。

都市部に住む一般家庭の様子を見てみましょう。
ご主人は会社では、出世競争やノルマに追われて、心身をすり減らしています。
見た目にはタフに働いているように見えても、実際は消耗しきっているでしょう。
奥さんも仕事に出てご主人と同じようにストレスを抱えているかもしれませんし、ママ友との間の人間関係のストレス、子供が受験生なら受験のストレスと気が休まる暇もありません。
子どもたちも小学生の頃から中学受験のための塾に通い、そこでも得点によって評価されます。
小学生のうちから肩こりに悩むという人が多いと聞きますが、それもむべなるかなという感じです。

要は、都心部に暮らす一般家庭では、家族皆がそれぞれのストレスを感じながら心身をすり減らして懸命に生きているということです。
「忙しい、忙しい」と口にし、まるで競走馬のような人生で、背中を叩く騎手は目に見えませんが、常に何かに追い立てられるような緊張感を感じながら生きています。
「忙しい」というのは、漢字を分解してすると、心を亡くすと書きます。
まさに忙しさに飲み込まれて心を亡くしてしまっているかのようです。
そして、いつも不安や心配を抱えて苦しんでいます。

このような生き方、ライフスタイルは都会では一般的なので疑問に感じる人は少ないかもしれません。
しかし、それは果たして幸せな生き方なのでしょうか?

この文明社会では、心身をすり減らし奴隷の如く懸命に働き、企業や社会のために貢献する。
常に目標やノルマを掲げて、それに向けて必死に生きる。
達成できなかったら落伍者の烙印を押される。
向上心のない人はダメだ、夢や目標を実現できない人は落ちこぼれだ、泣き言を言っているようでは大人ではない・・・
という価値観が刷り込まれているから、大多数のできない人は生きるのが苦しいし、先行きが不安です。

私はこの一般的な生き方はいかがなものかと思うのです。
無理に多くの人の価値観に合わせなくてもいいです。
『ゲゲゲの鬼太郎』を描いた漫画家水木しげるさんは、

仕事が飯より好きだという成功者に、時たまお目にかかることがあるが、
目の玉が吊り上がって、どことなくおかしい

と語っていました。

氏の人生哲学は力が抜けていて、それでいて本質を突いているので大好きなのですが、この言葉もまったくその通りだと思います。
私も、ギラギラと生きていて成功していると自認している人を見ると、「不幸せそうだなぁ」「かわいそうに」などと内心思ってしまいます。

「ぼくは勲章大好きヨ」というお方はアブナイ

これも水木しげるさんの言葉です。
勲章とは、肩書きや地位や名誉と置き換えてもよいでしょう。
勲章を得た本人は自慢げで鼻高々ですが、そのようなものに心を振り回されて生きているのは、どこか滑稽でおかしいです。

さらに、このようにも語ります。

中年を過ぎたら愉快になまけるクセをつけなきゃ、
いつまでもシアワセになれません

実際、水木しげるさんは寝るのが大好きで、「健康と長寿の秘訣は寝ることだ」と再三再四あちこちで語っています。(ただし、若い頃はがむしゃらに働く必要があるとも言っています。)

世間の多大なストレス禍に巻き込まれず、家庭を楽しく平穏に保っている先のご家族の生き方は都市部の人たちより幸せに近いように見えます。

別に子供が塾に行かなくても有名な学校に行かなくてもいいじゃないですか。
学校の試験の点数だけが人間を図る指標ではないです。

シケン、ぼくの体験ではこれほど世の中を暗くしているものはないね
家族も世間もシケンの成績が悪いと幸福をつかみそこねるようなことをいうんだな

と水木しげるさんは語っています。
ホントそうでしょう?

いつも何かに不足感を感じて、「もっとほしい」とか「このままではいけない」と感じてはいませんか?
そのようなメンタリティでは、いつまで経っても本当の幸せを得ることはできません。

まずは人と同じであることを疑ってみましょう。
人と同じことを止めてみましょう。
自分の価値観を信じて生きましょう。

生きるのが大変だ、苦しい、と感じている場合、その根源的な理由を考察すると、だいたいが世間の価値観に合わせ過ぎていて、それに心が抵抗しているケースが多いです。

この世で楽しそうに暮らしている人たちは、奇人変人のたぐいが多いみたいだ

と、水木しげるさんは言います。
私自身は至極まっとうだと自認していますが、世間的にはちょっとだけ変わっている部類に入るのかもしれません。
この世で楽しく暮らしたければ、あなたも奇人変人になった方がいいです。

別に霊性修行をせずとも幸せに生きることはできます。
先の家族のように、少ない収入でもそれで満足して、不平不満を言わず、家族仲良くつつましく暮らす人の方が、たとえ瞑想をせず信仰がなくとも、霊性は高いように思えます。

幸せとは今あることに満足して感謝することからやってきます。
足るを知る、感謝する、その心が無ければ本当の幸せはやってきません。
身体にたいした苦痛もなくそこそこ機能してくれているだけで、充分ありがたいではありませんか。
私はオシッコをするたびに、ちゃんと腎機能が働いていてくれることに「ありがたいなぁ」と用をたしながら感謝します。
今ある当たり前のことは、当たり前ではないのです。

別に年収が高い伴侶や美人の嫁さんをもらわなくても幸せになれます。
奥さんが多少見た目ブサイクでも、長年見続けていれば「けったいな生き物だなぁ」とかわいく見えて来るものです。
それでいいじゃありませんか。

生きていけるだけのそこそこのお金があって、くだらないことを話せる気心知れた仲間がいれば、人生はとても幸せで豊かだと思います。

結びに水木しげるさんの言葉をもう一つ紹介し、筆を置きたいと思います。

平和な空気を吸って
人間の食うものを食っていれば、それが天国

【参考文献】 「がんばるなかれ」(水木しげる)


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ギフトと次回のプージャのご案内

虎皮とご神木
虎皮とご神木

ご神木プージャでは、数ヶ月前から1万円以上のドネーション(お布施)の方には、ご神木に虎皮を巻いて特別プージャをしています
虎皮でパワーを増強しているため、一層強力なエネルギーが届くのではないかと思います。

師の師匠のインドのスワミもかつて特別プージャとして、タイガースキンプージャというスペシャルなプージャをしていました。
それは虎の皮を使ったプージャで、参加費は50万円だったそうです。
インドでも虎皮は手に入りませんから、その値段も頷(うなず)けるところです。
しかし、師の庵では毎月それをやっていますから、いかに貴重であるか想像に難くありません。

今回ご神木プージャにご参加くださった方々にはプリースト(司祭)の師匠からギフトを預かっています。
ドネーション(お布施)が1万円以上の方と、そうではない方と、ギフトが違います。
お手元に届くギフトを大切にご愛用いただければ幸いです。


最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
また、今回はシルディ・サイババ/ダッタトレーヤー神のマントラ、「オーム サイ スリー サーイ グルダッタトレーヤ パーフィ パーフィ サンカルパ ラクシャ ラクシャ ラクシャマーン」でプージャをしました

気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。

6月ご神木プージャのご感想

昨日のプージャですが相当強力なエネルギーが降りて来ました。

開始早々に両手の平の中心からビリビリと電気エネルギーの様な力が出て来て
それが全身に行き渡り、頭の中でビリビリ、背中の中でビリビリ、と
まるで銭湯にある電気風呂に入っているような質感で
変な表現ですが『悪性ではなく良性になった邪気』という感じでした。
頭の中でビリビリが続いた後に喉が突然イガイガして咳込む症状が出ました。

しばらく電気風呂時間が続いたあと(20分ほど)突然ビリビリが終了し
神の気もビリビリも感じない空白の時間が訪れたので頭の中に『?』が浮かんだのですが
その状態で5分ほど経った後、満を持してという感じで超強力な神気が降りて来て、
これを書いている今でもそのエネルギーの余波を感じます。

今回の様に
神の気が通りやすいように全身を掃除してくれる役割が前段にあると
プージャの効果に雲泥の差が出る様な気がしました。
(これが新しい素材の効力でしょうか?)

次回のサットサンガでもまた体験できそうなので
今からとても楽しみです。

また何かあればご報告します。
良い体験をありがとうございました。

プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。

肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。

 さて、次回のご神木プージャは、

7月20日(土)の夜(22時頃)

に開催します。

 (ご神木の締め切りは、7月16日 火曜日です。)

※締め切りを過ぎて到着したご月に回させていただきます。こちらから特に連絡は差し上げませんので、ゆとりをもってお届け願います。

自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。

ご神木プージャは1本3000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。

➡ 「邪気祓い開運堂」 「願いを叶えるファイヤープージャ」

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

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