2021年2月ご神木プージャの龍炎
こんにちは。
2月27日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャを執り行いました。
いつもご参加いただいている方、初めてご参加いただいた方、ありがとうございます。
師匠共々厚くお礼申し上げます。
プリースト(司祭)である師匠は、2月25日で御年72才になりました。
私は師匠が60才位からの付き合いであります。
当時は強面(こわもて)のやくざか山男の様な風貌でしたが、今ではすっかり爺様になられました。
仙人という愛称がとても良くお似合いになります。
私とは親子ほどの年の差がありますが、師匠でもあり、心の父でもあり、いつまでも長生きしていただきたいと願うばかりです。
幸いにも、お年を重ねても益々壮健で、同年代の高齢者と比べればいかに師匠が心身共に若く元気であるかは一目瞭然です。
それは、ヒーリングやプージャ(護摩祈禱)などで、たくさんの人を助けようと日々励まれていて、それが生きがいになっているからでしょう。
困っている人・苦しんでいる人から求められ、その方々を助け、そして感謝の気持ちをいただく。
この愛と感謝のエネルギーが、人を生かす原動力となるのだと思います。
かつて、マザーテレサは言いました。
「愛の反対は何でしょうか?」
それは、「無関心」です。
誰からも必要とされず、誰からも相手にされないと、人は愛のエネルギーが枯渇し、段々と衰えて弱々しくなります。
精神的にも歪んで病んでいきます。
人生には、何より欠かせないのが愛です。
「私だって愛がほしいけど、愛してくれる人もいないし・・・」
と孤独を感じている人も少なくないでしょう。
愛というものは、一方的に貰ったり、奪ったりするものではありません。
それよりも、まずはこちらから愛を発することが必要です。
愛・感謝・思いやり・・・それらの気持ちで他人に接すると、その相手や、違う人から愛がかえってきます。
それがこの世界の法則です。
また、愛というと恋愛につなげて考えることもありますが、恋愛ばかりが愛ではありません。
むしろ、恋愛というものは、相手を束縛し自分の思う様にしようという我(エゴ)が増していくので、愛と言いながら気を付けないと、愛とは対極の執着に堕ちていく傾向があります。
愛を表現するには、恋愛をしなくても全然結構。
家族であったり、仕事で接する人であったり、自分の身の回りで触れ合う人に温かい愛情をもって接してみてはいかがでしょうか?
こうして生きていて、日頃触れ合うことができる人の数はせいぜい数十人でしょう。
現在、地球上には77億人の人が生活していますが、触れ合う人は77億分の○十人ですから、その確率たるや、奇跡とも言える縁で結ばれているといっても過言ではありません。
「袖振り合うも多生の縁」ということわざがあります。
これは、「道を行くとき、見知らぬ人と袖が触れ合う程度のことも前世からの因縁がある」という意味で、まさに日頃触れ合う人とは少なからぬ縁があるということを表現したことわざです。
それを考えれば、会って話をする人に愛情を持って接することができるのではないでしょうか。
人生には「出せば入る」という法則があります。
この世界で生きている人の大半は、お金であれ、物であれ、異性であれ、奪ったり手に入れたりすることに心が捉われています。
何かを得るために、何かをするという発想で動いているのです。
言い方を変えれば、打算や損得勘定で動くと言っても良いかもしれません。
仕事を例にとれば、月々30万円のお給料を得るために、働く(自分の時間と労力を提供する)という行動パターンです。
「生活のために、働かなきゃ」とは、よく言われます。
これは収入を得る(=入れる)ために、働く(=出す)という意識の構図になっていて、「出せば入る」の逆になります。
これでは入るものは限定的になり、豊かに栄えたりすることはありません。
この意識で動いている限り、人生に大きなチャンスや縁が訪れたり、ドラスティックな変化が起こったりする可能性は少ないでしょう。
そうではなく、「自分の能力を他者の利益や幸福のために活かしたい(=出す)、だから働く」という行動パターンになれば、例え当初は少ないお給料(=入るもの)かもしれませんが、次第に発展していきます。
「お金は後からついてくる」と言われる所以(ゆえん)です。
この意識では、自分を活かす(=出す)、そしてその結果収入が得られる(=入る)という「出せば入る」の構図になります。
入るものは、ここではお金を例に挙げましたが、お金のみではありません。
人との縁や感謝の思い・愛が入って来ることも当然考えられます。
損得勘定をすれば、明らかに損であるかもしれませんが、それに頓着せずに自分を活かしそれを他者に与えていくことで、誰かの役に立ったり、誰かを生かしたりすることに繋がり、次第に発展していくのです。
営業でも良く言われることに、「商品でなく、自分を売れ」という言葉があります。
これは、私流に言い替えると、「物や情報を伝えるのではなく、自分の愛(想い)を伝えろ」という意味になります。
2流・3流の営業マンは商品知識を蓄え、それを顧客に伝えようと躍起になっているのですが、それでは情報が相手に伝わるだけで、相手を動かす力はありません。
しかも、伝わった情報は情報過多の現在では瞬く間に忘却の彼方に消えてしまいます。
ましてや「自分に課せられたノルマ(数字)をクリアしなければ・・・」などというエゴ(=相手を想うことの反対)の気持ちを持っていては、それが顧客に伝わって、契約に辿り着く可能性は相当低くなります。
そうではなく、「いかに自分が相手のことを思って(=愛)この商品を伝えているか」、「仕事を通して他者(顧客)を幸せにしたい(=愛)という熱い想い」を語っていけば、相手の魂を揺り動かし、結果的に契約につながるということになります。
それが、「自分を売る」ということができる人です。
「自分を売る」ことの実態は、自分の愛を伝えることであり、それができる人物が1流の営業マンなのです。
世間的なイメージではトップセールスは、押しが強く弁が立つと思われがちですが、意外とそうではなく、寡黙で一言に重みがある人、話すよりも聞くことが上手な人がなっていることが多いものです。
自分が何かを成し遂げたいと思っている時には、その最も根底の思いがエゴに立脚するのか、それとも他者を幸せにするという愛に立脚するのか、自身に問うてみる必要があります。
そして、その答えが愛であるという場合には、損得勘定を抜きにして神を信じひたすらにその道を精進するのみです。
そして、エゴが少なく愛の力が大きければ大きい程、波状の様にその影響は広がり発展していくものと信じます。
以下、ギフトと次回のプージャのご案内です。
最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方は、シヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)を唱えていたことと思います。
そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。
プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。
肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。
また、今回も参加者の皆様に師匠より特別のギフトを預かりました。
今回は、「カーラバイラヴァ神の護符」です。
カーラバイラヴァ神はチベット密教の神で、シヴァ神の忿怒相と言われています。
(出典;wikipedia)
シヴァ神のさまざまな姿の一つに、カーラバイラヴァ神という姿があります。
タントラの世界ではとりわけ熱心に礼拝される神格です。
カーラバイラヴァ神は、欲望にまみれ驕り高ぶった態度を見せたブラフマー神を罰するために、シヴァ神から生まれたと伝えられます。カーラバイラヴァ神の姿となったシヴァ神は、5つあったブラフマー神の頭を切り落とし、長きにわたる苦行を行いました。
「カーラ」は「時」、「バイラヴァ」はシヴァ神の化身した恐ろしい姿を意味します。
シヴァ神のもっとも恐れられる姿にも関わらず、カーラバイラヴァ神への礼拝は限りのない保護と繁栄を授けると信じられます。それは、私たちの欲望という最も恐ろしい敵を倒すとともに、優れた精神力を授けてくれるからに違いありません。
そんなカーラバイラヴァ神は、犬を乗り物として描かれることがあります。
インドでは古くから、犬は死の世界に関連があると捉えられてきました。
そんな犬を乗り物とすることは、時を征服することの象徴でもあります。(出典;シータラーマ)
秘伝朱肉で描かれたカーラバイラヴァ神のお守りに、ラジウム(10マイクロシーベルト以上)が塗ってあります。
かなり強力な魔除けのお守りになっています。
いつも身に着けていただければ、災厄除けの強い力になってくれることでしょう。
今回ご神木プージャをお申込み頂いた方に進呈します。(※一部の方には別のギフトをご用意しています。)
当院に通院中の方・講座受講中の方には直接お渡しし、そうでない方には後日発送させていただきます。
今回は、師よりギフトがありましたが、次回はあるかどうかはわかりません。
あるかもしれないし、ないかもしれません。
ご神木プージャはギフトがあるかないかの損得勘定でやるものではなく、信仰心の発露によって参加するものですので、お気持ちが高まりましたらどうぞご参加ください。
さて、次回のご神木プージャは、
3月27日(土)の夜(22時頃)
開催します。
(ご神木の締め切りは、3月23日火曜日です。)
※締め切りを過ぎて到着したご神木は次月に回させていただきます。こちらから特に連絡は差し上げませんので、ゆとりをもってお届け願います。
自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。
ご神木プージャは1本1000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
「良いことが起こった!」「ご神木プージャのエネルギーが凄かった!!」など何でもご感想をお寄せください。皆さまのお声が励みとなり、次の力になっていきます。宜しくお願い致します。 |