2023年9月ご神木プージャのご報告 ~人生何を残して逝くか~

2023年9月ご神木プージャの炎

2023年9月2日ご神木プージャの炎

9月2日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャ(護摩祈禱)を執り行いました。

今回も皆さまの願意が叶うようご祈願させていただきました。

先月のプージャもうだるような湿気と暑さの中で執り行いましたが、今月の暑さも激烈で、終わったらぐったり動けなくなり、1時間程伸びていました。

いつもご参加いただいている方、初めてご参加いただいた方、ありがとうございます。

仙人師匠共々厚くお礼申し上げます。

目次

人生何を残して逝くか

私は40歳を超えてから常に死を意識して生きてきました。
いつ死ぬかわからない、だから後悔のないように生きようと努めてきました。

なぜ、そのように思うようになったかというと、気功治療に携わる中で私より若いお客様ががんで亡くなっていくのを多くみてきたからです。
漫然と平均寿命まで生きると考えている人が多いようですが、平均寿命など当てにはなりません。
人の一生はいつ何時強制終了になるかわからないのです。
温かく血の通った肉体も病気を経て死に至れば、冷たく乾いた肉塊となります。
人生は実に儚いと感じます。

世の中を眺めてみると、人は自己実現のために人生を費やします。
そしてその中身は経済的な成功であったり、肩書きや名誉など他人からの評価や賞賛を得ることであったりします。

たとえば、起業をして会社を大きくし財産を築くことは成功とみなされます。
たしかに、それは素晴らしいことかもしれません。
私も20歳代の時は、経済的な成功を目指していました。
ベンチャー企業での激務の中、大金持ちになりたい、社長になりたい・・・など青年らしい夢を持っていました。

しかし、仮に成功して上場企業の社長になったとしてそれがどうでしょうか?
上場企業の社長になれば、不動の地位と名誉を手にすることができますし、財産も使い切れないくらいのお金が手に入ります。
企業は社会の発展に寄与するでしょうから、かなり立派な生き方と言えるでしょう。

そのような生き方を否定する訳ではありませんが、私の進む道はそこではないと思った時がありました。
ビジネスでは生きた証を残せないと考えたのです。
ビジネスで大成功して数十年続く大企業を創ったとしても、創業者として名は残るかも知らないが、それは私にとって魅力的に思えなかったのです。

経済的な成功よりも、人を直接的に助けたり、真理を追究したりする道の方が、人生を費やす価値があるように思えました。
真理とは、宇宙とは何か、神とは何か、意識とは何か、気とは何か、邪気は何か、魂とは何か、悟りとは何か・・・という不変の根源的な原理や仕組みのことです。
これらは科学が発達した現在でもわかっているようで何もわかっていません。

そして、生きている間だけではなく、死んでから後も何か人の力になれるような生き方を体現したいと考えたものです。

音楽や絵画など芸術家はその作品が死後も残り、鑑賞するものを感動させます。
作家もそうで、亡くなった後も作品は多くの読者を魅了し楽しませます。
既に鬼籍に入った作家さんの作品を読むと、他界した後も生きている人に影響を与えられる仕事は素晴らしいと羨ましくなることがあります。
芸術家や作家のように作品を残さなくても、その人の生き様や人生観が後生の人たちに勇気を与えることもあります。

経済的な成功はとても魅力的ではあります。
でも、ガッポガッポ稼いで贅沢三昧の生き方をしている人を見て、私は「素晴らしい人生だなぁ」とか、「尊敬できるなぁ」とか思えないのです。
それよりも莫大な資産を持ちながら清貧な生き方を貫いている人を見ると、高い精神性を感じ頭が下がる思いがします。
どれだけ稼いだかということより、築き上げた財産を他人のために使い奉仕に生きた篤志家(とくしか)の人生の方が心を打ちます。
お金は、稼ぐことよりも使い方に人間性が表れるからです。

そのような事を考え、私は商業の世界で成功することを諦めました。
何か自分が亡くなって後も残るような生き方を貫くことに舵をきりました。
肉体が無くなっても何らかの形で生きている人の力になることに時間と労力を費やす余生を過ごしたいのです。

亡くなってしまえば、数年の内に自分の功績などは霧消するのが常であります。
ほとんどすべての人の名は、亡くなってしまえば虚しく忘れさられてしまうものです。

私の尊敬するタモリさんは、「笑っていいとも」という最長の長寿番組の司会者としてギネス人間に載っている偉大な人物ですが、それでも「自分の記録なんて宇宙から見たらゴミのようなもの」と達観したコメントを残しています。
そこがタモリさんの魅力なのですが、まさにその通りです。
それに比べたら、この世界で少々の成功をしたというのはゴミ以下に過ぎません。
宇宙の悠久の時の流れの中では、人の一生など一瞬の瞬きのようなものです。

ほとんどの人が功や財を成せない中で、一体何をしていけば価値ある有意義な人生になるのでしょうか?
お金も残せない、形になるものも残せない。
一体、何を生きた証にしたら良いのでしょうか?

唯一、後世に残していけるものがあります。
それは、人です。

人とは、何か?
それは教育して自分の思想や技能を受け継いでくれる人を育てることです。

自分が教育して心魂込めて育て上げた有為(ゆうい)の人材は、数十年の人生をこの世界で過ごし、更に多くの人を感化し世界に良い影響を与えるでしょう。

有為の人材に育てる対象は、仕事上の後進や弟子・生徒や子どもなどです。
また、自分の文章や作品を通して縁があった実際に会ったことのない人たちのことです。

彼らが、自分が生きた生き様や考え方を感じ取って、それを繋いでくれたら生きてきた甲斐があったというものです。

その意味で、母という役割は偉大で素晴らしいと思います。
子育ては、お金を稼げるものではありませんからあまり価値がないと思う向きもあります。
確かに経済的な報酬はありませんし、褒められたり評価されたりするものでもありません。
子育てに人生を費やすよりも、早く働きに出たいというお母さんもたくさんいるでしょう。

そのような考えを持っているとしたらとても残念なことです。

世の中で偉大なことを成し遂げた人物も、その人格の最も根本となる土壌を作ったのは母親に他なりません。
母親が無限大の愛情を惜しみなく子供に注いであげることで、愛を受け取り、自信を育むのです。
太陽のように温かな母の愛を受けて育った子どもは、素直でスクスクと真っ直ぐな人間に育ち、大人になって後も周りに愛を与えるようになります。
歪んだ母のエゴの支配を受けて育った子どもは、心に闇を生み、歪んだ性格を受け継ぎ、愛が乏しいので大人になっても周りに人が寄りつきません。
母親の教育はとても大事です。
もっと誇りを持ってもらいたいです。


母親がたくさんの知識を教え込む必要はありません。
知識は子どもたちが別の人生の教師から受け取るでしょう。
愛情を注ぐことが何より大事です。
心配性から「ああせい、こうせい」「あれはしちゃダメ、これはしちゃダメ」と管理でがんじがらめに束縛するのは過干渉であって愛情ではありません。
愛情をたくさん受け取った子どもたちはやがて社会に出て、何か偉大で立派なことを成し遂げることでしょう。

私にとって弟子を育成する事業は、母親が子育てをするようなもので、人生を捧げるに値する重要な仕事です。
先月、修行場を作るプランを発表しました。
これは自分のためというよりも、良い日本にしていきたいという公のためにやることです。
そこに集う人たちが、人格を育み、力をつけて、苦しんでいる人の助けになってほしいという思いがあります。
また、修行場の護摩の炎で自身や近親者のカルマ(業)を燃やし、人生の荷物(問題)を軽くし、人生を明るく美しいものに好転させてほしいという思いがあります。
修行場を作るのは、自分に縁ある人を助けたい、苦しみを軽くしてあげたい、良い人生を送ってほしいという気持ちの発露です。
関東近郊に修行場ができれば、縁ある人は気軽に来ることができます。
完成したらどなたさまも是非お気軽に来ていただきたいです。
そこで過ごす時間は、魂をリブートさせる豊かな一時になるでしょう。

修行場にはいろいろな条件がありますので、すぐに実現しないかもしれません。
私一人の力は微力なのでたくさんの方々のご支援が必要になります。
全ては神にお任せの境地でいますので、私に私心なく、神が私に資格があるとみなせば、必要な時期に実現するはずです。
その経過はブログでレポートしますので、時々チェックしてみてください。

ギフトと次回のプージャのご案内

虎皮とご神木
虎皮とご神木

ご神木プージャでは、数ヶ月前から1万円以上のドネーション(お布施)の方には、ご神木に虎皮を巻いて特別プージャをしています

虎皮でパワーを増強しているため、一層強力なエネルギーが届くのではないかと思います。

師の師匠のインドのスワミもかつて特別プージャとして、タイガースキンプージャというスペシャルなプージャをしていました。

それは虎の皮を使ったプージャで、参加費は50万円だったそうです。

インドでも虎皮は手に入りませんから、その値段も(うなず)けるところです。

しかし、師の庵では毎月それをやっていますから、いかに貴重であるか想像に難くありません。

今回ご神木プージャにご参加くださった方々にはプリースト(司祭)の師匠からギフトを預かっています。

ドネーション(お布施)が1万円以上の方と、そうではない方と、ギフトが違います。

お手元に届くギフトを大切にご愛用いただければ幸いです。

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最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。

また、今回はTwitterでお知らせしたブッダ(ナーガラージャ)のマントラ、「ジェイホー バガバン ナーガラ―ジャ キイー」でプージャをしました。
22時からの開始に合わせて、シルディ・サイババのマントラで一緒にお祈りをしてくださった方も多かったことでしょう。
もちろん、シヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)でも問題ありません。

➡ 水野博友Twitter

そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。

プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。

肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。

 さて、次回のご神木プージャは、

9月30日(土)の夜(22時頃)

に開催します。

 (ご神木の締め切りは、9月26日 火曜日です。)

※締め切りを過ぎて到着したご神木は次月に回させていただきます。こちらから特に連絡は差し上げませんので、ゆとりをもってお届け願います。

自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。

ご神木プージャは1本3000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。

➡ 「邪気祓い開運堂」 「願いを叶えるファイヤープージャ」

たくさんの方のご参加をお待ちしております。

「良いことが起こった!」「ご神木プージャのエネルギーが凄かった!!」など何でもご感想をお寄せください。皆さまのお声が励みとなり、次の力になっていきます。宜しくお願い致します。

※翌々月もご神木プージャにご参加をご希望される方は、次回のご神木を弊店に送られる際に「ご神木〇本希望」とメモを同封していただけると、来月のギフトと一緒にご神木もお送りさせていただきます。この場合、お客様のご神木発送の送料はかかりませんので、無駄な出費を抑えられます。できましたらこの様にお願い致します。

2023年9月ご神木プージャの炎

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