プロの仕事には答えはない

 

私は凡人にも関わらず気功治療の道を究めたいとと歩んでいるのですが、その中で最も苦しいのは問題に対して答えがないということです。

 

例えば、ある気感について疑問を感じたとしても、それが何であるか答えが容易に見つからない

〇〇病という病気のお客様がご来院になり、その病気が治癒するために何をしていけばよいのか?

〇〇さんの痛みが施術でなかなか改善しない時、どの様に施術をしていけばよいか?

 

・・・等々、明快な答えが見つからないという様なケースです。

 

 

答えが見つからないというのは、別に気功治療に限った訳ではなく、どの分野で仕事をしていても少なからずあるものです。

大概のケースでは、先輩や上司がいて、経験者に答えを求めれば答えやヒントを得ることができます。

 

しかし、気功治療という分野では、独立自営でやっていますから上司や先輩という存在もありません。

師匠(マスター)に相談することはできます。

それで助けられたことも何度もありますし、本当に師匠(マスター)という存在は心強いものです。

 

それでも、何でもかんでも「教えてください」と求めては、それは依存になってしまいます。

考える習慣がなくなれば人間の成長は鈍化します。

 

したがって、仕事で問題・疑問が生じても、自力でああでもないこうでもないと試行錯誤することになります。

うんうんと考え抜いて答えに辿り着くこともありますし、また直感力を磨いて感覚的に答えを得ることもあります。

 

直感は楽ではありますが、そればかりを頼りに意思決定していては、行動に辻褄が合わず迷走すること間違いなしです。

それでは、気分のままに動いているアホっぽい女の子と同じであって、それでは成長も何もあったものではありません。

直感は、考えに考え抜いた先に降りて来るもので、考えるという作業抜きに本当に役立つひらめきが訪れることはないのです。

 

経営者・事業家・技術者は、この様にして自分の仕事と向き合いながら精神を高めていくものと思います。

 

 

 

明確な答えがあるというのは、簡単なのです。

決まった思考プロセスと知識を使えば、必ず答えに到達するからです。

もちろん、そこでも考えることはするのですが、答えがないものに比べると考える深さや時間が全然違います。

だから、受験生には申し訳ないのですが、大学入試のための受験勉強は割と簡単なものだと思います。

 

 

埼玉県下でも有数のある進学校の教頭先生が、かつてこの様に語っていました。

 

「高校での勉強は社会に入ってからほとんど役に立ちません。なぜなら社会に出てから直面する問題には明快な答えというものがないからです。」

 

その教頭先生は、暗記に頼る詰め込み型の勉強ではなく、考える力を養成することが大切であると主張されたのです。

 

 

 

答えが出ないというのは辛いことでありますが、それ以前に問題点が見つからないというのは非常に危ういと思います。

同じことをやっていても、疑問や違和感を覚える人と、それに気付かず通り過ぎてしまう人がいます。

 

私などは鈍感なのでそれに陥りやすいのですが、問題や疑問を感じるというのも一つの能力なのです。

ボーとして過ごしてしまえば、気楽で良いでしょうが、成長は望めません。

問題や疑問を感じる能力は「感性」といえましょう。

 

 

 

なかなか他人と簡単に比較できるところではありませんが、感性が研ぎ澄まされた状態で仕事に取り組む人と、感性が鈍化している人とでは、長い年月で相当大きな差がつくこと間違いありません。

 

誰にも聞けない中で、自身で考え抜き答えを得ることができた時は、また格別の嬉しさと達成感があります。

産みの苦しみを通って、成果が得られます。

その作業は生易しいものではありませんが、そうして一歩一歩成長していけるのはありがたいことで、それが仕事の醍醐味であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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