幸せを望み過ぎると歪みが出る法則

こんにちは。

昨日、ある女性起業家(Aさん)と話をしたところ次の様な話が出ました。

私の知り合いで成功してお金持ちになった女性起業家がたくさんいるのですが、不思議とご主人が大病したり、大きな事故にあったりしている人が少なくないのです。

このような不幸と成功は何か法則があるのでしょうか?

というものでした。

私は折しも「人の享受できる幸せには総量があるな」と感じていたところでしたので、偶然にも同じテーマのことが出て来たと思いました。

私は気功治療家で人の病気を治すのが一つの仕事であるのですが、同時にご祈願などをして人の問題を軽減・消除して幸せに導くことも仕事の一つであると考えています。

その中で、感じることは、

「ある人に祝福(神様の恩恵)を与えようとしても、これ以上入らない一線がある」

ということです。

つまり、儀式的にはある人を幸せにする行法に取り組むことはできるのですが、やったところで「この人はこれ以上受けられないな」「もう入らないな」と思うことがあるのです。

多分、それを強引にやってしまうとバランスを崩し、何かの歪みが出て来ることがあるのでしょう。

Aさんの起業仲間は事業に成功して月に数百万円の収入が入る様になったそうです。

月に数百万円なんて使いきれない金額です。

それこそ、正しく使わないと後々に影響が出そうに思います。

そこで経済的に成功したのは良いのですが、その辺りからご主人に難病が発生したり、ご主人が大きな事故に遭い重度の障害が残ったりするなどの出来事が起こりました。

これを偶然と片付ければ、それに向き合わずに済みますが、実際に私も色々な人を見てきて事業で成功している家族には難病の人がいたり、精神疾患を抱えていたりする人がいるケースを散見しています。

これらのケースから次の一つの法則を導き出すことができます。

それは、

人は1人1人受けられる幸せの総量(器)というものがある

ということです。

その器は1人1人違っているようです。

ある人は50だけど、この人は100で、別の人は300で・・・というように。

50しか幸せが入らない人のところに、経済的恩恵が100入ってきたら、どこかでバランスをとらなければならないということになります。

経済的には恵まれて、お金の心配をせずに暮らせるようになり、これまでの月末のやり繰りによる心労から解放されたかもしれません。

しかし、一方でご主人に難病が発生し、その介護や療養でいつ終わるともない新たな心労が発生してしまった。

これがバランスであり、歪みなのでしょう。

これから言えることは、

人それぞれ幸せには総量があり、分相応に生きることが大事である

ということです。

必要以上に高望みし過ぎると、バランスをとる力が起こります。

例えば、私が「年収一億だぜ!」とブイブイやれば、できるかもしれませんが一億円持つ必要がない人が持てば、その金は腐る訳です。

何か違う負の働きが起こる可能性があります。

昔から「分相応に生きる」というのは賢者から言われてきたことです。

現代は欲望の時代ですから、成功を望まない人は「ヤル気がない」とか、「怠惰である」とか見下される傾向があります。

だから、望まない人も社会で成功への欲望をかきたてられ、心が疲労してしまうのです。

「わたしはこれくらいでいいわ」という限度を知るのは、本当の意味で賢く幸せに生きることになるのだと思います。

「幸せの総量が人それぞれ違うのは不公平だ」と思う人もいるかもしれません。

私はその総量=器を大きくする方法があると考えています。

それは・・・徳を積むことです。

善行を積み重ね、人から感謝のエネルギーを集めることです。

人助けの菩薩行を長期間実践すると、その人からは光が発するようになり、権威や肩書はなくても自然と独特の威厳が備わるようになります。

また、瞑想行をすることも徳積みと同じく、器を大きくすることになるでしょう。

瞑想をすれば神気の中で、カルマなどのネガティブを浄化し穢れを少なくすることになるからです。

特に密教瞑想講座の五大行の空(くう)の行は良いのではと感じている所です。

中村天風
中村天風

生前、心身統一法を作った中村天風師が、

事業をするには、まずは人間を創ってからだ

と言われました。

この「人間を創る」というのは、ここでいう人の器を作ることに通ずるかもしれません。

何か「社会を良くしたい」、「社会の問題を解決したい」・・・この様なやむにやまれぬ動機で起業すれば応援してくれる人もついて、事業は自然に発展していき、その結果として収入は増えていくでしょう。

しかし、動機が不純で「もっとお金がほしい」「経済的な労苦から解放されたい」「これは儲かりそうだ」というところから事業を始めれば、やがてはそれが達成される可能性はありますが、一方でどこかで歪みが生じるということにもなりかねません。

人生は見えない力が働いているということを知るのは大事です。

そして、本当に成功している人はその様な見えない法則を体験的に熟知しているもので、人格にも醸成された叡智がにじみ出ています。

金だけ儲けたペランペランのにわか成功者とは、人格もパワーもまったく違うのは一目瞭然です。

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