こんにちは。
今日は人生の生き方について考えてみましょう。
多くの人は、特に男性は、成功したいという意識を持っているのではないかと思います。
会社に入社すれば、職制の序列の中で順位付けされますから、嫌でも階層を上げて行こうという意識が働きます。
中には、ずっと平社員でもいいという人もいますが、その様に割り切って生きられる人は稀です。
また、資本主義経済の中では自分の所有するお金・資産の多寡を、他者との比較の中で計り、より大きな購買力を持つことを求めて行動する様になります。
多くの人は、お金をたくさん持つこと、またはより高い地位や肩書を持つことを「成功」として生きており、それが社会通念になっています。
例えば、「あなたの旦那さんは三丼物産の部長さんなの!?まぁ、羨ましい!!」というような具合です。
いかに人格者であっても、「〇〇スーパーの店長」ではなかなか成功者とは認められないのが現状です。
近年では価値観も多様化していますので、その様なものより自由や時間に価値を置く人が増えてきている傾向がありますが、まだ社会全体的にはマイノリティです。
ですので、私たちの意識の中では、お金をたくさん持つ者、立派な肩書を持つ者を自然と成功者とみなしています。
そのような傾向を踏まえながら、成功とは何かについて考えてみましょう。
私も半世紀も生きて多くの人を見てくると、「必ずしもお金や肩書はその人物の価値とは関係ないよな」と思うことがよくあります。
そこで私がこの様な人は成功者だよな、と思える条件を挙げてみます。
一言で言うと、
「人を幸せにする仕事をしている。」
これに尽きます。
人を幸せにする・・・私はこの世界に人として生まれて来る目的の一つは、「幸せになること」ではないかと思うのです。
そして、自分だけではなく周りの人も「幸せにしてあげること」だと思います。
幸せになるとは、これは主観的な問題なので、他者から決められるものではありません。
例えば、1億円持っていても不満で幸せでない人もいるでしょうし、また30万円の貯金でも生活できていれば何の不満もない人もいるでしょう。
持ち物によって左右されるものではありません。
幸せだなぁー
と思えるかどうか。
お金がたくさんあって、たくさんの部下がいたとしても、心の中が不満だらけでは幸せを感じることは少ないでしょう。
所有する物は少なくても、何の肩書や地位はなくても、愛する人と一緒にいて愛に満たされていれば幸せでしょうし、困った事が起きても乗り越えていけるという勇気も湧いて来ることでしょう。
成功の定義が「幸せになる」ということであれば、どのような条件が揃えばそれが達成できるか考えてみると良いです。
幸せになるとは、他人との交流を断絶して1人山に籠って幸せと感じられる人は極めて稀でしょう。
そう考えると、幸せになるということは他者との繋がりの中で感じられるものです。
人から承認される、認められる、感謝される、愛される・・・この様なことが日々の生活の中で続いていけば幸せな気持ちが持続します。
「自分にとって何が幸せか?」・・・このテーマについて一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか?