私は水野氣功塾でサットサンガ（真理の集い）という霊性修行のための説法と瞑想会を１０年以上前から主宰しています。
そこでは、古参の生徒にNさん、Tさん（共に女性）がいました。
2012年の春のことです。
NさんとTさんと私が、それぞれ3月・4月・5月にハワイ島を訪れました。
そして、3人ともハワイ島の聖地であるマウナケア山に登ったのです。
マウナケア山は世界最高峰の火山であり、しかも便が良いことに山頂までクルマで登れます。
歩いて登山する必要がないのです。
山頂は雪も樹木もなく荒涼とした大地が広がっていて、空気が澄んでいるため大型の天文台が並び、どこか宇宙の違う星にいる気分になります。
しかし、山頂は寒く空気が薄いので最大15分しかいられません。
その15分で、ご来光を臨むのです。
ご来光に間に合うように、深夜ガイドさんが運転する小型バスで休みをとりながら山頂を目指すツアーに参加しました。
3人が別々に1ヶ月おきにマウナケア山を訪れたのは、全くの偶然の出来事でした。
3人はお互いにハワイ島の話題をしたこともありませんし、私が説法でハワイ島を推奨したこともありません。
むしろ、私は人知れず行くつもりでした。
私は生徒さん2人がマウナケア山に行ったのを後から知ったのです。
人生では、確率を超えた現象に遭遇することがあります。
その現象を体験し、私はそこに見えない者の意思を感じます。
神の意思と言えばより適切な表現でしょう。
私たち3人はどうした理由かわかりませんが、マウナケア山に呼ばれたのだと思いました。
そして、3人の最後に行った私は、珍しいことに、山を登る道中でムーンレインボーに遭遇したのです。
ムーンレインボーとは、日中に太陽の光に浮かぶ虹と違い、夜の月光に浮かぶ白い虹です。
それにはガイドさんも驚いて「こんなチャンスは滅多にない」と興奮していました。
私は、虹は龍神の現れだと考えていますので、もったいなくも歓迎されたのだと感じました。
マウナケア山は聖地であり、長く原住民が不可侵の地として守って来ました。
今は観光化されていますが、聖地であるのは変わりありません。
人は聖地に呼ばれることがありますが、それは人知では理解できなくても、見えない世界では仕組まれているものだと思います。
なぜ私と生徒さん2人だったのか、それは全くわかりません。
何かしらの意味があったものと考えています。
そうなるように、見えない世界では綿密に準備が進められていたのだと思います。
微力ながらも地球のためになっていたら嬉しいものです。
世界最高峰の山と言えば、誰もがエベレスト山だと答えます。
確かにそうなのですが、世界一高い山は実はハワイのマウナケア山です。
裾野にあたる太平洋の海洋底から測ると、10,203メートルの高さがあり、エベレスト山を抜いて世界で最も高い山なのです。
ちなみにTさんは、今私と一緒にアロマの仕事をしている樹里さんです。
古参の生徒の樹里さんとは、お陰様で随分長い付き合いになっています。
また呼ばれるようなご縁があれば、有志と訪れてみたいものです。
